しゃぶしゃぶに入れたい具材はこれ!おいしく食べる調理法も紹介
しゃぶしゃぶといえば、お肉や野菜が思い浮かびますが、それ以外にもいろいろな具材で味を楽しめる料理です。しゃぶしゃぶ用には、魚介類や、豆腐やつみれなど、スープのだしが美味しくなるような具材がたくさんあります。
そこで、本記事では、しゃぶしゃぶに合う具材について紹介します。
しゃぶしゃぶにおすすめの具材【肉】
しゃぶしゃぶは、ヘルシーで栄養バランスの良い調理方法です。お使いになる肉類によってカロリーや美味しさのバリエーションも広がります。では、それぞれの特徴について確認していきましょう。
牛肉
ロース、もも肉が、一般的に牛しゃぶの部位としてお使いになれます。また、その他にも、赤身の旨みと脂の旨みのバランスが良いサーロインはとろける食感があります。
脂肪分の少ない赤身のヒレしゃぶは、甘味のある上品な味が特徴的です。他には、弾力のある噛み応えと柔らかさがあるタンしゃぶは、塩味でさっぱり食べると美味しいです。
豚肉
マイルドで柔らかくてジューシーな豚ロース、濃厚で脂身のサシが入っている肩ロース、柔らかくて価格がお安めな豚バラ、脂肪少なめのもも肉など、豚肉の部位によってもそれぞれ特徴があります。さらに、部位に合った漬けダレを用意すると、しゃぶしゃぶがもっと美味しく楽しめます。
鶏肉
牛や豚よりもヘルシーで脂身の少ない鶏肉は、むね肉やささみがしゃぶしゃぶ用に適しています。しゃぶしゃぶは、軽く火を通して食べられる料理ですが、鶏しゃぶの場合は、火が通りにくいので、薄切りにカットしてからよく火を通して食べるように気を付けましょう。
ラム肉
栄養価が高く低カロリー、糖質が少なく脂肪が燃焼しやすいお肉です。ラム肉は、しゃぶしゃぶにすると肉の臭みが緩和されるので食べやすくなります。ダイエット中でも安心して食べられる料理です。
ラムしゃぶは、淡白であっさりした味なので漬けダレに香味野菜やラー油などを入れると、美味しくなります。
関連記事:ラム肉はヘルシー?カロリーや含まれる栄養素を徹底解説
しゃぶしゃぶにおすすめの具材【野菜】
しゃぶしゃぶに入れる野菜の具材でおすすめのものを紹介します。白菜、シイタケ・きのこ、つみれ、長ネギ、豆腐など、お肉との相性が良い具材がたくさんあります。
白菜
白菜は、水分が多く野菜自体に強い味がないため、肉汁を吸うと旨味が出て美味しくなります。サラっと火を通すだけであれば、白菜の食感を楽しむことができて、じっくり火を通すと肉汁や他の野菜のダシがたっぷり浸み込んで美味しくなります。
低カロリーで食物繊維が豊富なので、たっぷり食べると腸の働きが良くなります。
しいたけ、きのこ
きのこ類は、お肉と一緒に調理すると旨味が倍増します。また、しゃぶしゃぶのダシにもなるので、旨味を引き出すのに効果的です。
また、肉厚なきのこは食べ応えがあり、低カロリーで腸活にもおすすめです。
ビタミンB群が豊富で、ダイエットや美肌作用に効果があります。
つみれ
野菜以外にも、鶏肉のつみれやイワシのつみれなども、しゃぶしゃぶに合う食材です。つみれからスープにダシが出るので、味の深みが出て美味しくなります。
つみれには、良質なたんぱく質が含まれているので、免疫力が高まり健康食材としておすすめです。
長ネギ
斜め切りにして火を良く通すと甘味がでて美味しくなります。また、漬けダレに細かく刻んで薬味としてもお使いになれます。
長ネギは、血液をサラサラにして疲労回復や冷え性予防にもなるので、温かいしゃぶ鍋で、体質改善ができます。
豆腐
豆腐は淡白な味なので、どんなスープだしにも相性が良い食材です。しゃぶしゃぶの肉汁や野菜の煮汁と一緒に食べると、豆腐にコクが出て美味しくなります。
しゃぶしゃぶ用には、木綿豆腐または焼き豆腐がおすすめです。
しゃぶしゃぶにおすすめの具材【魚介】
しゃぶしゃぶには、肉や野菜の他にも、魚介類がピッタリの食材です。魚は、煮魚によく使うブリやタラが合います。ちょっと豪華にカニやエビなどを入れたり、タコしゃぶなどもおすすめです。
カニ
カニしゃぶは、外食でなくてもご自宅で調理ができます。カニしゃぶに合うのは、食感が味わえる「ズワイガニ」と「タラバガニ」です。
生のカニや、ゆでたカニなど、どちらでもお使いになれます。冷凍カニはカニの旨味が逃げてしまうのであまりおすすめしません。
また、カニしゃぶ用にセットされたものを用意すると、簡単で美味しく召し上がれます。
ブリ
ブリには、「背身(せみ)」と「腹身(はらみ)」の2つの部位があり、しゃぶしゃぶ用には、たっぷり脂がのった「腹身」がおすすめです。トロリとした濃厚な旨味が特徴的で、特に冬の寒ブリは脂がのっていて美味しいです。
ブリは臭みがあるので長ネギを一緒に使うと食べやすくなります。
タラ
白菜や長ネギ、きのこ類、豆腐などに火を通し、後からタラの刺身をしゃぶしゃぶにして召し上がれます。刺身なので、さっと湯がく程度で大丈夫です。タラの切り身をお使いになる場合は、7〜8分程度加熱します。
タラはさっぱりとしているので、濃いめの漬けダレを用意しましょう。
エビ
海老は殻を剥き、食べやすく開いてからしゃぶしゃぶにします。加熱のタイミングは、火を通しすぎると身が崩れてしまうので、表面が白くなれば食べごろです。ポン酢に付けて食べると美味しいです。エビしゃぶで出汁にエビのだしが出たら、野菜や豆腐などを入れて食べましょう。
タコ
昆布でダシをとり、そこに薄くスライスしたタコに火を通して食べます。
水菜、しめじ、ねぎなどの野菜が、タコと相性の良い具材です。タコしゃぶは、プリっとした食感と甘みが特徴で、香味野菜と一緒に食べると美味しくなります。
しゃぶしゃぶの作り方
ご家庭でも作れる、しゃぶしゃぶの調理法を紹介します。
- 1.まずはじめに、水を入れたお鍋に昆布を入れて、1時間程度浸けておきます。
- 2.しゃぶしゃぶに入れる具材は、火が通りやすい大きさにカットしておきます。
- 3.漬けダレは、ポン酢しょうゆ、ごまダレなどで作っておきます。
- 4.昆布を付けておいた鍋を火にかけて、火が通りにくい具材から入れます。
- 5.鍋が沸騰したら昆布を取り出します。
- 6.メインのお肉、魚介類などに火を通し、漬けダレに付けて食べます。
- 7.最後にお好みで雑炊やうどん、らーめんなどシメご飯を作ります。
しゃぶしゃぶの漬けダレは、以下のレシピで混ぜ合わせて作ります。
・しょうゆの漬けダレ
砂糖:大さじ1/2、しょうゆ:大さじ1と1/2、ごま油:小さじ1、酢:大さじ1
・ごまの漬けダレ
白すりごま:大さじ1、砂糖:大さじ1/2、酢:大さじ1、しょうゆ:大さじ1、マヨネーズ:大さじ1/2
よりおいしく調理するコツ
お肉を火に通す際は、1枚1枚広げて火に通しましょう。一度どっさり入れてしまうと、火の通るところと通らないところでムラができてしまいます。
また、鍋の温度は、中弱火で70度〜80度くらいで鍋底に小さな気泡が増えてきたら、丁度良い加減です。
肉に火を通す際は、煮過ぎずにサラっと湯がく程度が美味しく調理するコツです。
しゃぶしゃぶのシメは、ご飯を入れて雑炊にしたり、ラーメンやうどんで2度美味しさを楽しむことができます。
雑炊やうどんなどを作る際は、まずはじめに鍋に残った肉や野菜などの具材のアクを取ってから調理しましょう。ここでひと手間かけることで、美味しいシメのごはんが出来上がります。
しゃぶしゃぶにいろんな食材を試してみましょう
しゃぶしゃぶは、シンプルな調理法でいろいろな食材を使える料理です。今日は魚介類、次回は肉類と、メインの具材を決めて、それに合う野菜や豆腐、きのこ類を用意して、バリエーション豊富なしゃぶしゃぶレシピを堪能しましょう。
各店舗の情報はこちらからご覧ください。
監修者
鶴 洋輔
GOLDEN EYE SPARK株式会社
代表取締役
経歴
外資系IT企業出身、「健康食」である金の目のラムしゃぶを広げることに注力し、東京銀座におけるラム肉のパイオニアとして今年で25周年を迎える。
総理大臣経験者や数々の芸能人など各界の著名人の常連客が多い。
近年はラムしゃぶ以外のグリルや薬膳料理も好評を博している。