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しゃぶしゃぶで食べられるお肉は何肉?肉ごとの特徴を紹介

しゃぶしゃぶは、選ぶお肉によって旨味の違いがあります。また、肉と相性の良い野菜や
つけダレを用意すると、美味しさの幅も広がります。
では、何肉がしゃぶしゃぶに合うのでしょうか?お肉選びのヒントを抑えておくと、味の好みや体調に合わせて調理することができます。

本記事では、しゃぶしゃぶで食べられるお肉の種類と部位、お肉に合う野菜の種類、お肉の選び方、しゃぶしゃぶを美味しく食べる方法などを解説します。

しゃぶしゃぶと相性が良いのは何肉?

 しゃぶしゃぶで使う肉は、豚肉、牛肉、ラム肉、鶏肉が一般的です。それぞれに味の特徴があり、部位によってもカロリーが異なります。
普段からエネルギッシュに活動している方、ダイエット中で低カロリー食にしている方など、それぞれの体調に合わせてお肉を選ぶこともできます。

豚肉

豚肉には、牛肉の約8倍のビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は、糖質や脂質の代謝を促進し疲労回復に役立ちます。食欲不振になりがちな夏バテ予防にもなります。

また、成長期の身体づくりや美容に関わる亜鉛や貧血予防になる鉄分が多く含まれています。
豚しゃぶには、豚肉だけでは不足がちな食物繊維を、野菜やきのこ類から摂ることができるので、栄養バランスのよい食事としておすすめです。

  • ・ロース:赤身が多く、程よい脂身もありマイルドな味。柔らかくて食べやすい。
  • ・肩ロース:赤身と脂身のバランスが良く、歯ごたえのある濃厚な旨味がある。
  • ・バラ肉:赤身と脂身が三層になった三枚肉。脂身が多くこってりとした味わい。
  • ・もも肉:脂身がなく赤身が多い。ヘルシーでダイエット向き。
  • ・豚こま:しゃぶしゃぶ用ではないが、包丁の背で肉を叩いておくと柔らかくなる

牛肉

牛肉には、鉄や亜鉛が豊富に含まれており、貧血予防と免疫力を高める効果があります。
赤身の牛肉ももと豚肩ロースを比較すると、鉄分は約2.5倍、亜鉛は約1.6倍です。
また、ビタミンB群が豊富に含まれているので、髪の毛や肌の健康に効果があります。

牛しゃぶ用には、脂身と赤身のバランスが良い柔らかい部位がおすすめです。カロリーが気になる方は、赤身やヒレ肉がヘルシーでダイエット向きです。

  • ・サーロイン:赤身と脂身のバランスが良くとろける食感。きめ細やかな肉質。
  • ・ヒレ:赤身が多く脂肪分が少なくあっさりとした上品な味。
  • ・肩ロース:ロースと比べて脂身が多く濃厚な旨味がある。
  • ・もも肉:脂肪が少なめで細かくサシが入った赤身の多くヘルシー。

ラム肉

ラム肉には、脂肪の燃焼をサポートするアミノ酸の一種「カルニチン」が豊富に含まれており、食べても太りにくいお肉です。豚肉や牛肉よりもカロリーが低く糖質量も少なくヘルシーです。

また、必須アミノ酸や鉄分、カルシウムなどのミネラル豊富でバランスがよく、高タンパクなので、スタミナ増進にも効果的です。
ラムしゃぶは、ヘルシーで必要な栄養バランスもしっかり摂ることができるので、年齢性別問わず、健康的なメニューとして人気があります。
また、新鮮なラム肉は、生で食べることができるので、しゃぶしゃぶでさらっと出汁に通すだけでお肉の旨味を堪能できます。

  • ・ラムロース:赤身に適度な脂身があり、濃厚な旨味がある。肉質が非常にやわらかい。
  • ・ラムショルダー:ロースと比べて細かく適度な脂がのってジューシーな味わい。
  • ・ラムもも肉:脂身がなく低カロリーであっさりとした味。ダイエット向きでヘルシー。

関連記事:ラム肉はヘルシー?カロリーや含まれる栄養素を徹底解説

鶏肉

胸肉には、ビタミンAが多く含まれており、目や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強めたりする働きがあります。良質なたんぱく質で低カロリーなので、脂身のお肉が苦手な方でも
美味しく召し上がれます。
鶏しゃぶは、火が通りにくいので、肉の中までしっかりと煮ることがポイントです。

  • ・むね肉・ささみ:脂身が少なくさっぱりとしたクセのない味わい。

肉にも合うしゃぶしゃぶにおすすめの野菜

しゃぶしゃぶには、相性の良い野菜を使うと食物繊維が豊富に摂れて、腸内環境を整えることができます。肉と野菜は、お互いに栄養を補う関係にあるため、どちらかに偏らずバランスの良いレシピでしゃぶしゃぶを楽しみましょう。

白菜

ビタミンやミネラルを含み、カロリーは100g当たり約13kcalで、低カロリーの野菜です。

白い茎の部分は火が通りにくいので早めに鍋に入れて、歯の部分は後から鍋に入れると、程よく火が通ります。クセのない味なので、しゃぶしゃぶ肉との相性がよい野菜です。

春菊

抗酸化作用があり、動脈硬化の予防効果が期待できます。苦みと独特の香りが胃の調子を整える効能があります。

茎の部分は火を良く通して、歯の部分はさらっと火を通す程度で美味しく召し上がれます。野菜の中でも、味に特徴があるため、少量でも鍋に入れると、しゃぶしゃぶの味のバリエーションが広がります。

長ネギ

火をしっかり通すとネギの甘味が出て、さらっと火を通すとワイルドなネギの苦みを楽しむことができます。強い抗菌作用で風邪予防にも効果的で血液サラサラになります。

冬は、体を温める効果があり、冷え性に効果があるため、季節問わずに使える万能野菜です。

しいたけ

しいたけに含まれるグルタミン酸と、イノシン酸を含む牛肉との相性が良く、相乗効果で旨味が倍増します。しいたけの食物繊維は便秘や高血圧、動脈硬化の予防になり、コレステロール値を下げる働きがあります。
また、しゃぶしゃぶの出汁のダシとして味と香りを引き立てます。

えのき

えのきは、鍋物で長時間火を通しても煮くずれせず美味しさを維持できる具材です。
鉄分やカリウムを豊富に含んでおり、 葉酸や亜鉛などの造血に関わる成分があり貧血予防に役立ちます。低カロリーなので、ダイエットしゃぶしゃぶにおすすめです。

しめじ

歯ごたえと風味が良いしめじは、しゃぶしゃぶには定番のきのこです。食物繊維が豊富に含まれており、便秘の解消や肥満予防、血糖値やコレステロール値の上昇を抑えます。
しゃぶしゃぶ肉の脂と一緒に摂取することによって吸収効率を高めることができます。

スーパーでおいしい肉を選ぶために意識すべきポイント

しゃぶしゃぶ肉をスーパーで購入する際に、新鮮度や量など、意識したいポイントを抑えておきましょう。

肉が薄く切られているか

厚さ1~2mm程度に薄く切ってある肉を選びましょう。こま切れや切り落としなどの提示があるお肉は、肉の厚さが均等ではないため、火の通りに時間がかかり、しゃぶしゃぶ用の肉よりも食感と旨味が劣ります。

スーパーの肉コーナーに、しゃぶしゃぶ用のお肉がある場合は、専用肉をお求めになった方が良いでしょう。しゃぶしゃぶ特有のふわふわ感のある食感を楽しむことができます。

ドリップが出ていないか

解凍肉には、肉汁が溶けて染みだすドリップが流れていることもあります。ドリップには、肉本来の旨味や栄養分も一緒に溶けて流れているため、しゃぶしゃぶ肉を選ぶ際は、よく見て注意しましょう。

もし、購入してから日にちが経ってドリップが出てきた場合は、キッチンペーパーで余分な水分を除去してから下ごしらえをしましょう。
できるだけ、スーパーでしゃぶしゃぶ肉を購入する時点でドリップに無いものを選んで、

その日のうちに調理した方が、肉の臭みがなく美味しく召し上がることができます。

色がくすんでいないか

新鮮なお肉の色は、ピンク色で艶がありますが、消費期限近くなると、徐々に変色して艶が無くなり鈍い色になってきます。さらに、灰褐色になってきたら肉の品質がかなり落ちている状態です。
肉の変色と同時に臭みも出てきます。ドリップや肉の表面に粘り気がある場合は、雑菌が繁殖し始めているため、食べるのは控えるようにしましょう。基本的には、消費期限を過ぎたお肉は、食べない方が安心です。

肉の量が適量か

しゃぶしゃぶ肉は、必要な分量を選んで購入しましょう。しゃぶしゃぶは、ラム肉や赤身肉を選ぶと低カロリーでヘルシーですが、大量に食べすぎると肥満のリスクが高くなるため、適量で購入しましょう。

また、スーパーのお買い得品の場合は、必要な量よりも多めなこともあります。食べきれない量は、肉の品質を損ねないうちに冷凍保存すると良いでしょう。
冷凍庫に入れる前に、肉の余計な水分をキッチンペーパーで取り除くことが大切です。
解凍する際は、ボウルに冷凍肉を保存袋ごと入れて水を流しながら溶かします。

しゃぶしゃぶの美味しい食べ方

しゃぶしゃぶは簡単に作れるお手軽さがありますが、調理法で気を付けたいポイントを抑えておくと、さらに美味しく食べることができます。

こだわりの素材でだしを取る

しゃぶしゃぶの旨味のベースとなる出し汁は、素材にこだわったり、調理法を正しく理解しておくことで、美味しく作ることができます。
出し汁の素材は、主に2種類「昆布出し汁」と「かつお出し汁」があります。
昆布出し汁は、上品であっさりとした旨味成分があり、どんな具材にもよく合う素材です。

※昆布出汁の作り方(水:800ml/だし昆布:10g)

  1. 1.昆布の表面を水で濡らして硬くしぼった布でふく
  2. 2.水の入った鍋に昆布を30分浸しておく
  3. 3.鍋に入った昆布を弱火にかける
  4. 4.沸騰直前までゆっくりと加熱する
  5. 5.火を止めて昆布を取り出して完成

以下の注意点を抑えておくと美味しい昆布出し汁ができます。

  • ・昆布は洗うと表面のうまみ成分が流れてしまうため、軽くふく程度にすること
  • ・昆布は煮出しすぎるとねばり成分がなくなるため、沸騰直前に火を止めること

カツオ出し汁は、豊かなカツオ風味がしゃぶしゃぶの具材と相性がよく、コクのある旨味が楽しめます。

※カツオ出汁の作り方(水:500ml/カツオ節:15g)

  1. 1.鍋に水を入れて火にかけて沸騰したら火を止める
  2. 2.鍋のお湯にカツオ節を一度に加えて、5〜6分くらい置いておく
  3. 3.カツオ節が鍋下に沈むのを確認する
  4. 4.カツオ節をキッチンペーパーで包んでこす

以下の注意点を抑えておくと美味しいカツオ出し汁ができます。

  • ・キッチンペーパーでこす時は、絞るとえぐみが出るので自然に汁が出るようにする
  • ・カツオ節の形状や、削り節の種類によっても旨味が変わる

野菜を加熱時間に応じた大きさに切る

しゃぶしゃぶに使う野菜は火が通りやすいもの、火が通りにくいものに分けて鍋に入れるタイミングを調整しましょう。

  • ・大根、白ネギ:火が通りやすいので、大きめにカットして最後の方に入れる
  • ・白菜の茎の部分、にんじん:火が通りにくいので、小さくカットして早めに入れる
  • ・しいたけ、えのき:白菜のあとに入れると、だしが程よく出て旨味がでる
  • ・ほうれん草:一度に入れるとアクが出るので少量づつ入れる
  • ・レタス:生でも食べれるので最後に鍋に入れる
  • ・わかめ、春菊、 浅葱:火が通りやすいので、最後に鍋に入れる

鍋の温度は80℃程度に調整する

しゃぶしゃぶを美味しく食べるコツは、適温で沸騰させないこと火を通しすぎないことです。
しゃぶしゃぶの適温は、およそ80度くらいが目安です。沸騰させてしまうとお肉に一気に火が通ってしまい硬くなってパサついてしまいます。沸騰前に出し汁にサラっと火を通す程度がお肉を美味しく食べるコツです。

野菜は、火が通りすぎるとクタクタになって食べ応えがなくなるため、煮過ぎないようにしましょう。肉の種類や部位によっても火加減が異なります。

お肉を一枚一枚丁寧に火を通す

しゃぶしゃぶのお肉は、一枚一枚を丁寧に火を通しましょう。

牛肉は、2〜3回サッと出し汁にくぐらせて、ピンク色になれば食べごろです。豚肉は、牛肉より火が通りにくいので、長めに出し汁にくぐらせて、肉の中までよく火を通します。

ラム肉は、薄くスライスされているため、3〜4枚まとめて出し汁に入れても大丈夫です。
火が通りやすいので、軽く出し汁にくぐらせるだけで美味しく召し上がれます。

肉の種類に合わせて加熱時間を考えると、程よい柔らかさで美味しさも倍増します。

アクをこまめに取る

しゃぶしゃぶのアクは、野菜の苦みや肉の臭みを取り除くために必要な工程です。旨味を損ねないようにしっかり鍋汁をきれいにしましょう。

しゃぶしゃぶのアクの取り方は、まずはアクが出てきたら、火を一度強火にします。
強火にするとアクが鍋の中央に集まって取りやすくなります。アクをすくい取ったお玉は、水で洗い落してからもう一度使うようにしましょう。

シメの雑炊や煮込みうどんを作る際は、アクをしっかり取り除いてからご飯やうどんを入れると美味しくなります。

しゃぶしゃぶはお好みの肉を選んで美味しく食べましょう

しゃぶしゃぶは、お好きな肉と豊富な野菜、美味しさにプラスするつけダレなど、組み合わせ自由に楽しめる料理です。
普段のおかずとして、贅沢にしゃぶしゃぶパーティーに、ダイエット中のメニューなど、さまざまな場面におすすめです。健康的にも優れた料理で、脂質と糖質を控えた調理法も可能です。

しゃぶしゃぶのお肉は、スーパーで購入したり、お取り寄せ通販などでも美味しいお肉をお求めになることができます。美味しいお肉を選んで、お好みのしゃぶしゃぶ料理を楽しみましょう。

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