ラム肉はなぜ高い?具体的な要因をもとに解説
ラム肉の価格が高騰していますが、なぜ価格が高くなったり安くなったりするのでしょうか?
輸入肉だから安いはずなのに、どうして手頃な価格で購入することができないのでしょうか?そこで、本記事では、ラム肉が高い要因について、大きく3つの理由を解説します。
ラム肉が高い要因
日本ではラム肉は安いというイメージが浸透していましたが、近年、ラム肉の国際市場では、価格が高くなっています。
ラム肉の価格が変動している要因は、気候変動によるものと、羊の不足、大規模な干ばつが発生し厳しい自然環境となったことなどがあげられます。
自然の影響を受けるため
羊の飼育環境は自然の影響を受けるため、ラム肉の高騰にも大きく関わってきます。
降水量が多く天候に恵まれていると、羊のエサとなる草が豊富なので頭数を増やします。
さらに、太らせて出荷した方が高く売れるため、出荷数を減らす動きが出てきます。
羊の出荷数が少ないとラム肉の価格が高くなるので、自然の影響によってラム肉の価格が変動するということになります。
単純に羊の数がが不足しているため
羊を放牧するためには広大な土地が必要です。しかし、放牧地を確保するために森林伐採をしなければなりませんが、これが世界的に問題となっています。
羊大国ニュージーランドでは、森林伐採を防ぐために羊の飼育頭数を減らす取り組みを推進しています。ラム肉輸出量が世界第2位のニュージーランドでは、環境に良い酪農業を続けつつ、美味しいラム肉を世界中に提供することにを行っています。
ただし、羊の数は減少していますが、ニュージーランドの人口約520万の5倍近く、約2,530万頭の羊が、現在も飼育されています。
干ばつによって出産数が減少するため
ラム肉の主産地のオーストラリアでは、干ばつの影響により羊の出産数が減少しています。
1990年以降、減少傾向で大干ばつとなった2003年には、1億頭の大台を割っています。
羊の飼育数は、干ばつによって変動し、干ばつになるとラム肉が安価になり、天候が良くなるとラム肉が高くなります。
干ばつが続くと、母羊が出荷されるので、翌年は、出産数が減って価格高騰の原因になるというわけです。
貴重なラム肉を味わって食べましょう
ラム肉は、世界中でブームとなっており、健康志向の高まりや、ごちそうとしての人気も上がって来ています。世界的にも需要が高まっている中、ラム肉の価格が高くなっており、その理由には、羊を飼育する自然環境や、羊の頭数不足など、その他さまざまな要因があります。
日本で食べられるラム肉は、厳しい自然の中で育った羊のおかげです。貴重なラム肉を美味しく味わって食べましょう。
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監修者
鶴 洋輔
GOLDEN EYE SPARK株式会社
代表取締役
経歴
外資系IT企業出身、「健康食」である金の目のラムしゃぶを広げることに注力し、東京銀座におけるラム肉のパイオニアとして今年で25周年を迎える。
総理大臣経験者や数々の芸能人など各界の著名人の常連客が多い。
近年はラムしゃぶ以外のグリルや薬膳料理も好評を博している。