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ラム肉は生焼けでも食べられる?注意点を解説 

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バーベキューや「ジンギスカン」としても人気のラム肉。そんなラム肉はその独特な風味と柔らかさで、多くの人々に好まれ食されています。

しかし、ラム肉を調理する際に、牛肉のように生焼けのものは食べても大丈夫なのか、火を完全に通すべきか悩む方もいるでしょう。ラム肉は焼き加減によって食中毒のリスクもあるため、注意が必要です。

この記事では、ラム肉の生焼けについて解説した上で、食べる際の注意点やベストな焼き加減、食中毒のリスクについて解説します。安心して食べるためにも、ラム肉を調理する機会がある方は、ぜひお読みください。

ラム肉は生焼けでも食べられる?

ラム肉は、豚肉や鶏肉に比べて、鮮度が良ければ生焼けでも食べられます。しかし、これはあくまで理論上の話であり「ラム肉は問題ない」とは言われていても、いくつかのリスクが起こる可能性があります。

新鮮なラム肉は、適切に衛生管理がされていれば生焼けでも食べることが可能です。 特に、鮮度などにこだわった信頼できる肉屋や専門店で購入したラム肉であれば、その鮮度は保証されていることが多いでしょう。

しかし、万が一の食中毒を防ぐためにも、一般的には完全に火を通すことが推奨されます。

ラム肉を食べるときの注意点

ラム肉を安全に美味しく食べるためには、あらかじめいくつかの注意点を押さえることが大切です。 ここでは、ラム肉を安全に食べるための注意点を解説します。

①寄生虫に注意する

ラム肉には寄生虫が含まれている可能性があるため十分に注意しましょう。 生焼けの状態では「トキソプラズマ」などの寄生虫が生き残るリスクが高くなります。

特に免疫力が低い妊婦さんや高齢者は寄生虫による影響を受けやすく、最悪の場合だと命に係わるリスクが生じる場合があります。そのため、ラム肉の調理の際には、中心部までしっかりと火を通すことが重要です。

「トキソプラズマ」は、肉の温度が55℃で5分以上加熱、それでも心配な場合は肉の中心が67℃になるまで十分に加熱することで殺菌できます。

②ほかの生肉を触ったトング・箸で触れない

生肉を扱う際には、専用のトングや箸を使用し、焼く前後で器具を清潔なものと交換しましょう。

せっかく品質の良いラム肉であっても、ほかの生肉を触ったトングや箸で調理済みのラム肉に触れて肉に細菌が付着してしまうと、食中毒のリスクが高まります。

特に、鶏肉や豚肉を一緒に調理する場合、使ったトングや箸をそのまま使いまわすのではなく、別に清潔な器具を用意して調理することが大切です。

安全にラム肉を食べるためにも、肉の火の通り具合だけでなく、調理前後の器具の衛生管理も徹底しましょう。

ラム肉のベストな焼き加減

ラム肉のベストな焼き加減は、ミディアムレアからミディアムが一般的です。 焼き方の目安は、お肉の外側はカリッと焼けており、中心部がほんのりピンク色に色づいている状態を指します。

万が一、肉の色がピンクより赤かった場合は「生焼け」であるため、焼き具合の見極めには注意しましょう。

しかし、肉の温度は調理に慣れていないとなかなか分からないものです。そのような場合は、肉専用の温度計を使って温度を確認すると、より正確な温度で調理が可能になります。

ラム肉による食中毒の症状

ラム肉による食中毒の症状は、以下の通りです。 食中毒に多いサルモネラは6時間〜3日、カンピロバクターは2〜7日の潜伏期間を経て発症します

これらの症状が現れた場合には食中毒を疑い、速やかに医療機関を受診しましょう。
  • ・腹痛
  • ・嘔吐
  • ・下痢
  • ・発熱
  • ・頭痛
食中毒菌は熱に弱いため、75℃以上の高温で肉を1分以上加熱すれば菌が死滅します。

そのため、調理の際はなるべく生焼けにならないようしっかりと火を通すように心がけましょう。また、食中毒になってしまった場合、換気や除菌を徹底し、吐しゃ物の処理などの工程による家庭内感染には十分に注意しましょう。

安全にラム肉を楽しむために

この記事ではラム肉を安全に食べるための注意点を解説しました。 ラム肉の鮮度が良い状態であれば、生焼けで食べても問題ない場合があります。

しかし、万が一寄生虫や食中毒が発生してしまった場合、起こりうるリスクを考慮すると、完全に火を通すことが推奨されます。特に、免疫力の低い妊婦さんや高齢者の方がいる家庭では、しっかりと肉に火を通すことで、より安全にラム肉を食べられるでしょう。

また、寄生虫感染や調理器具の衛生を意識し、調理の際にはトングや箸などの使いまわしに充分に注意することが重要です。この記事を参考に、ラム肉のベストな焼き加減を守り、美味しく安全に味わいましょう。


各店舗の情報はこちらからご覧ください。

  • 最高級しゃぶしゃぶ・ラムしゃぶ金の目 新宿店
  • 監修者

    鶴 洋輔

    鶴 洋輔

    GOLDEN EYE SPARK株式会社
    代表取締役


    経歴

    外資系IT企業出身、「健康食」である金の目のラムしゃぶを広げることに注力し、東京銀座におけるラム肉のパイオニアとして今年で25周年を迎える。

    総理大臣経験者や数々の芸能人など各界の著名人の常連客が多い。
    近年はラムしゃぶ以外のグリルや薬膳料理も好評を博している。

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